2.売上げ倍で人数そのまま、それでも仕事を回す秘訣は?!
— 実際スタートして、人事の仕事はどうでしたか?
池照:最初は、採用の仕事からスタートしました。
しかも最初のチャレンジは、外国人対象の新卒採用でした。
会社としても初めての試みで、何もかもが初めて。
ゼロからのスタートを担当させてもらうことができて、
学ぶことばかりで非常に楽しかったですね。
採用というよりも、イベントを仕掛けて集客して、
マスターフーズの良さを知ってもらって、
一緒にはたらく仲間を見つけるという、
マーケティングが強い会社の特性が出ているような
ところもありましたし。
— 新卒の外国人採用っていうと、日本に留学で来ている方が対象ですか?
池照:そうです。そこがターゲットですね。
もしくは、優秀な留学生が在籍する大学に直接アプローチを
してだから、あまりルートもない。
エージェントさんやジャパンタイムズなどのメディア媒体とかに、
こちら側から仕掛けていく。
「こういう外資系企業で外国人の採用したい」
と直接アポととってお願いしたり。
割と若いうちから、
筆記試験や面接などのコンテンツを企画し、
実際に採用活動で実践する経験も積みました。
小論文の応募書類も、部門全員で徹夜で全部読んだりして。
すごくいろんなことをやらせてもらったかな。
— それが20代ですね?
池照:20代の前半の頃ですね。
そこからどんどん仕事が増えていきました。
給与企画や社会保険、そして人事の基礎的な部分などです。
外部の社会保険労務士の先生と協働して
社会保険とか入退社の手続きとか、
入社のオリエンテーションやコーディネーション、
外国人社員のビザ関係や
出入国の手続き等もやっていました。
— 人事の仕事が向いているかどうか考える間も無く、目の前にやることが沢山あってという感じですかね?
池照:そうですね。
とにかくやることは、もう沢山ありました。
その後、教育や日本人の新卒採用、
そして中途採用も責任範囲に入りました。
— ちょうど、会社も大きくなる時期だったんですか?
池照:はい、そうなんです。
売り上げを倍にし、社員数はそのままっていう時代でした。
とにかく忙しかったです。
でも、すごく勉強になったのは、
人は増やせない中で外部のアウトソースを活用しながら
生産性を上げていく経験です。
外部リソースをどうやって取り込めば
自分たちの仕事が簡素化できるか、常に考えていました。
わたしが鍛えられたのは、自分でDecision-Makingする役割を
いただけたことです。
エラー&トライをさせてもらい続けたということでしょう。
— 実際に経験もしたし、やり取りの中で学ぶことができたということですね。
池照:そうですね。
あと、わたしが非常に恵まれていたのと、
じぶんが「そこは長けていたな」と思うのは、
「外部のエキスパートの意見を必ず聞く」ということです。
例えば、求人広告を出すのは、
ここのエージェントの営業の方が相談先になるとか、
社会保険のことだったら社労士の先生に相談するとか。
教育だったら、教育会社の人たちと。
それで、仲良くなっちゃうんです。
社内の課題を相談できる信頼関係を作ることに重点を置くと、
必要な時には、「しょうがないな〜、池照さんは」みたいな形で、
助けていただいてました。
意見やアドバイスをくださる方が、
仕事をするなかで多くいらっしゃっいました。
「社内外問わず」です。
— マスターフーズに出会って経験したことが大きいですよね。
池照:わたしにとっては大きいです。
人事の仕事の基礎的なところと、
ビジネスの全体感をつかむ経験をさせてもらったと思っています。
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